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1日100人を越える患者さんと向き合い、60年に及ぶ鍼灸治療経験から、
古典を検証し、現代の時代に即応した臨床実践理論を展開された、
柳下登志夫先生の「経絡治療学原論上巻臨床考察‐基礎・診断編」よりの抜粋を、
参考図書コーナーに掲載しました。

こちらをご覧ください。リンク先

肝木経の変動
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   肝木経の変動   c204

K ルート 足の厥陰肝経

現代経絡鍼灸実践例から鍼灸古典文献を検証する。(素門霊蘭秘典論 第八、一章、三節)

肝將軍之官.謀慮出焉(策謀・思慮は肝より出る)

生体の意志の発動や行動に大きく関与する重要臓器である。
すなわち、この経と肝臓に病変が起こると「眼・筋・爪」に症状が現れ、血色が悪くなり、
病症としては「メマイ・筋の引きつり或いは弛緩してよろめく・イライラして怒り出し、
頭痛・胸痛・腰痛等」を発症する。
足の厥陰肝経は肝臓を中心として内分泌ホルモン系の総元締めといえる。

外邪との戦いにおいて、この経は常に病実となる場合が多い。
そして、その病が慢性化すると生気が虚損し、虚証をていする。

その病は、眩暈し、胸肋や心下満ちる。男女生殖器病、腰痛甚だしく、面垢づきて身体に光沢なく、
神経症(イライラ)、胸満ち(胸痛)、嘔気し、下痢する。
脱腸、尿閉あるいは失禁する。 解毒に関する皮膚病、リュウマチ等をなす。 
肝の旺気:心下満やメマイ。不眠、中途覚醒。朝早く目が覚める。頭痛。
     めまい、差し込み、苦悶、激痛等、総ての激しい苦痛に耐えんとして、
     心下部に力を入れるさま、これ肝木の証となる。

使用穴の考察:この経に所属する13の穴はすべてが上記病症の改善に役立つ、
特に、期門・章門・曲泉・蠡溝(れいこう)・太衝・太敦等は使用頻度の高い名穴である。

内経を中心とした流注・・・・

足の少陽胆経の交わりを受けて第一指三毛の太敦(だいとん)穴に始まり、第一・第二中足骨の間を上がり、
内果の前に至り、下腿内側三陰交に交わり、骨縁を上がって膝の内側、曲泉穴を経て大腿の内側を上がり、
股動脈の所より腹に入り、陰毛の部より外陰部を循る。
ゆえに、交接器は肝経の支配である。
更に、腹を上がって任脈の関元穴の部より左右に別れて期門穴の部にて胃を挟み、肝に属会し、
日月穴の部にて胆を絡(まと)う。
経脈は更に上がって、胸中に入り胸腺、気管、咽喉、甲状腺を経て眼系を循り、額より頭に上がり松果体、
脳下垂体を歴絡し百会(ひゃくえ)穴に至り督脈に会する。
支脈は眼より別れて下に下り唇をめぐる。
また、肝に属する所、期門穴より別れて胸中に入り、肺を循り、下って中カン穴の部に至り、
手の太陰肺経の始まる所に交わって終わる。

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肝木経の変動の五大病症: 

@心窩部につかえある。 
A脇腹張り痛む。 
B目眩する。
C筋ゆるんでくよくよする。
D内分泌疾患。

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五臓の色体(よそおい)表。

基礎: 木・肝・胆・五記:井・五募:兪・ 井戸より、出て心下満ち。
病因: 魂(持続力)・仁・五音(角音・舌音、タ行・中位・ミ音) 鶏・春・朝・東・風・眼・
筋(筋肉質)・爪病症: 色・青色・そう(あぶら臭:木の皮をはがした臭い)・酸味・ 
涙・怒る・握る・
養生法その他:行く・ 韮(にら)・麦・成数:六・ 五柄戸: 壬(みずのえ)・癸(みずのと)。

心下満ちとは、 めまい、差し込み、苦悶、激痛等、総ての激しい苦痛に耐えんとして、
        心下部に力を入れるさま、これ肝木の証。

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  肝木の変動、分類実践例。

@ 食欲について。: 食欲はないが食べられる。脂こい物は食べられない。吐き気。消化不良。
A 大便について。: 未消化の下痢がザーッと出る。便秘と下痢が交互にくる。
B 小便について。: 尿失禁。尿がでない。
C 睡眠について。: 不眠症。 興奮して眠れない。
D 皮膚について。 : 爪にツヤがない。サメ肌。肌、カサカサして艶がない。薬疹(薬の副作用)
E 肩や背中の状態。: 肩こり。 慢性の頚肩腕症候群。右肩甲間部のこり。五十肩。                                          
F 腰部の状態。: 前かがみ(前屈)で腰痛が悪化。 腰を回すと腰痛が悪化(胆経)。
         寝返りが困難(肝実)。下肢にかけての痛みを伴う。 側腹部にかけて痛む。
G 膝(ひざ)の状態。: 膝の靱帯や腱に病変。膝がカクッとなる。
H 頭部の状態。: 側頭部の痛み。 頭蓋内部の痛み。 回転性のメマイ。
I 腹部の状態。: わき腹の痛み。卵巣の病気。上腹部の痛み。(へそより上)下腹部の痛み。
J 風邪引きに伴う症状。:ストレスで熱をだす。鼻水。 鼻詰まり。吐き気。
             風邪にあたると体調不良。
N 動作、話し方: てきぱきとした動作、話し方。声が大きい。
O 病の背景。 : 長時間歩いて疲れた。風を冷たく感じた。






 Jルート 足の少陽胆経

膽(たん)者.中正之官(ちゅうせいのかん).決斷出焉.(靈蘭祕典論篇 第八、一章、四節)

強い意志と決断力を有し、裁判官の任。(人物を鑑別する役目)
胆経は身体の側面をめぐるので、半表半裏の病を起す。即ちM病の如く感熱往来して汗で、
目のまなじり、缺盆、脇の下が腫れ痛む。また、口苦く鬱滞し、太いあくびをする。 
脇痛み、寝返りできず。更に病が進むと、面垢づき光沢なく、クヨクヨしてよろめく。
臓象論:木性、背の第十椎(胸椎)につき、胆汁の袋である。
亢進すれば痛みを発し、弱ければよろめく。

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J 足の少陽胆経

足の少陽胆経は足の厥陰肝経と表裏肝経にあり、その流注は身体外側部、少陽の部を通る特徴がある。
その病は、眼・筋・爪に現れ、めまいや頭痛、耳鳴り、寒熱往来し腰痛、足の外側、
足の甲の外廉(かど)等に痛みや痺れ、運動不全等が現れる。
その病症は肝木に属するものが多く、そのうち陽症は胆経の実証として現れる。
頭部における、瞳子リョウ・頭竅陰・完骨・風池(胆経)・翳風(エイフウ)穴(三焦経)は、
めまいや頭痛、耳鳴りの治療穴として良く用いられる。
肩の肩井(けんせい)穴はテンリョウ穴(三焦経)曲垣(小腸経)などと共に肩こりに良く効く名穴である。
また、淵腋(えんえき)穴付近の圧痛点を目当てに取穴し、腋下点として皮内鍼や施灸により、
この付近の鎮痛に即効をもたらす。
日月・帯脈・居リョウ穴等は期門(きもん)穴と共にこの部の内臓疾患の諸病を改善する。
また、環跳(かんちょう)穴は下肢全体の疼痛、麻痺、運動不全に効く。
外丘(がいきゅう)・光明・足臨泣穴はこの経の虚実・補瀉に欠かせない大事な穴である。

内経を中心とした流注・・・・

手の少陽三焦経の交わりを受けて、瞳子(どうしりょう)穴より始まり、こめかみ部をめぐり、
耳上を経て耳後の完骨穴に至り、返って睛明穴(足の太陽膀胱経)に至り、また返ってひたい額より、
膀胱経の外側を通って風池(ふうち)穴にいたり、下って肩に至り後にめぐ廻って大椎穴(督脈経)に入り、
大杼(だいじょ)穴、(膀胱経)秉風(へいふう)穴(手の太陽小腸経)を経て、缺盆(けつぼん)穴(足の陽明胃経)に入る。
支脈は風池穴より耳の中に入り、耳前に出て再び瞳子リョウ穴に循りケンリョウ穴(手の太陽小腸経)
頬車(きょうしゃ)・大迎穴(足の陽明胃経)をめぐって、缺盆穴に入り、前のものと合する。
これより胸中に入り、期門(きもん)穴の部にて肝を絡い、日月の部で胆に属会する。
さらに、第十一肋骨先端の章門(しょうもん)穴(足の厥陰肝経)を循り、下って恥骨の上より股関節中に入る。

また、本経は缺盆穴より腋下に出で、側胸部を下り斜め前方に行き、日月穴に至り、第十二肋骨先端の京門穴を経て側腹部を下り、
股関節に入り先のものと合する。これより大腿、下腿の側面を下り外果の前外側を経て、
足の第四指外端の爪甲根部(そうこうこんぶ)の足竅陰(あしきょういん)穴に終わる。
支脈は足背の足臨泣(あしりんきゅう)穴より別れて、
母指外端の太敦(だいとん)穴、足の厥陰肝経の起始部に交わる。






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* * * ゆっくり堂 鍼灸院 * * * 
鍼灸師 山口一誠

やまちゃんのプロフィール

1952年12月生まれ、
腰の病気に罹患後、建設業から
薬業界に入る。
現在、薬種商と して、
ゆっくり堂薬の山口を開業中
別室に、鍼灸師として
ゆっくり堂 鍼灸院を開業中

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