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1日100人を越える患者さんと向き合い、60年に及ぶ鍼灸治療経験から、
古典を検証し、現代の時代に即応した臨床実践理論を展開された、
柳下登志夫先生の「経絡治療学原論上巻臨床考察‐基礎・診断編」よりの抜粋を、
参考図書コーナーに掲載しました。

こちらをご覧ください。 リンク先

心火経の変動
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/c102/c205/




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心火経の変動 c205

心火経の変動に関わる経絡は4つあります。

Dルート:手の少陰 心 経
Eルート:手の太陽 小腸経
Hルート:手の厥陰 心包経
Iルート:手の少陽 三焦経 です。
.......

 Dルート:手の少陰心経 

現代経絡鍼灸実践例から鍼灸古典文献を検証する。(靈蘭祕典論篇 第八、一章、二節)

心者.君主之官也(くんしゅこれかんなり).神明出焉(しんめいこれよりいづ)

(心は君主の役目、人間の思考、情動、意思はここより出る)

手の少陰心経は君火であり、心包経と共に生体の中枢的活動を主る。
そのうち、心経は最も高度にして上級の機能、すなわち意識活動や五官器の働きを支配し、
生命の根源となる。

その病は、君火であり、神明を主するので、意識や感覚障害を来す。
発熱、咽喉乾き、心痛す。胸、脇、上腕、前腕の心経の通りが痛んで手掌中熱す。
心実すれば、夜目が冴え、不眠・胸いきれして咽喉渇き発熱す。

内経を中心とした流注・・・・

その流注は脾経の心臓に至る所より始り、少し上がって肺動脈の部より下って横隔膜を貫き腹に入り、
任脈の下カン穴の部にて小腸を絡う。また、その枝は心経より咽喉を経て頭に上がり、
眼系に連なり脳髄に分布する。
更に、本経は心経の所より肺を循り、腋下のに出て極泉穴の部よりその外経が始まる。
上腕前腕の掌面小指側を下り、その内端少衝穴に至る。

この流注経過によって見るに、心経は心臓、消化器、肺臓に関係し、更に眼系に連なり、
脳髄を絡うので意識活動を支配する。
また、本経は営衛の循環作用と共に呼吸作用も主る。

ゆえに、少衝、少沢穴の刺絡治療は救急的に胸内苦悶の病症を取り除く。
その他、排便、排尿、意識活動に効く穴が多い。
また、霊道、通里、陰ゲキ、神門穴は子午療法に使用する。
 ...........

心火経の変動の五大病症:

@身熱し、
Aむないきれする、
B五感器障害、
Cおよび精神障害。
............

 五臓の色体(よそおい)表。

基礎: 火・心・小腸・五記:栄・五募:合・ 栄へ、留まりて身熱す。
病因: 神・礼・五音:(ち徴音・歯音、サ行・短く高く清い・ソ音・言)・羊・夏・昼・南・
    暑・舌・血脈・毛・
病症: 臭い・赤・焦(こげる)・苦い・言(つぶやきくん)・笑い・云う・
養生法その他:杏(あんず)・かい薤(らっきょう)・黍(きび)・生数:二、成数:七。
       五柄戸:ひのえ丙  ひのと丁 。

「身熱す」とは: 自覚的、他覚的、全体、局所、総て熱するものを言い、これを心火の証という。
...............

 心火の変動 分類実践例。

@ 食欲について。: 胃が張る(膨満感)
A 大便について。: 緊張すると下痢になる。
B 小便について。: 尿量が少ない。色が濃い。
C 睡眠について。: 夢を多くみて眠れない。昼間、横になりたい。
           疲れが取れないで眠い。
D 皮膚について。: かゆみ。手の平のほてり。小水疱。
E 肩や背中状態。:心臓病。動脈硬化症。右の肩背のこり(三焦経)。
          五十肩で後頭部に手を回すと痛い(三焦経)。 
          左の肩背のこり(小腸経)。 五十肩で腰に手を回すと痛い。   
F 腰部の状態。 : 背中から腰にかけて痛む。
G 膝の状態。 : 膝のリュウマチ。
H 頭部の状態。: 側頭部の痛み。 頭蓋内部の痛み。 耳鳴り。:三焦経
I 腹部の状態ついての質問です。消化不良。清水を吐く。
J 風邪引きに伴う症状。:熱が出て体調不良。インフルエンザ。ウイルス性。熱が続いている。
             咽喉の痛み(三焦経)。  
............

子午治療は「胆心が肝小して」より。

胆経のツボ:光明(絡穴)・外丘(ゲキ穴) 肝経のツボ:蠡溝(絡穴)・中都(ゲキ穴) 
奇経治療の適応側は『病側優先』とする。心経(通里)ー肝経(太衝)
本治法:心虚証(定則)
ホノミ漢方薬:パナパール・アクマチック・三七人参など。

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Eルート:手の太陽小腸経

 小腸者.受盛之官(じゅせいのかん).化物出焉.   (靈蘭祕典論篇 第八、一章、五節)

小腸は固形物と水分を分けるを主するので、利尿に関係し便秘、下痢の病をおこす。
耳や目を患い、顎(あざと)、項(うなじ)、肩、肘、前腕等の所にあたって、
折れるかと思うほどの激しい痛みを発する。

内経を中心とした流注・・・・

小指外端の少沢穴よりその背面を上がり、前腕尺骨側を上行し肩甲骨に至る。
肩甲棘を越えて督脈の大椎穴にいたり、前に回って缺盆の部より胸郭内に入り、
ダン中穴の部にて心臓を絡い、食堂をめぐりつつ下って下ユ穴の部に至って小腸に属す。
支脈は缺盆の部より別れて頸(くび)に上がり、頬(ほほ)を経て目の鋭眥(めじり)、
胆経:瞳子?(どうしりょう)穴に至り、返って耳の中に入る。
また支脈は頬(ほほ)骨の下、顴?(けんりょう)穴より別れて内眥の肝経:睛明穴に至る。

治療穴について考察する。
手の太陽小腸経は火経であるから、その病症はすこぶる激しいものが多い。
少沢穴は刺絡治療により心臓病の救急法としての特効穴である。
そのほか、寝違い、五十肩(結滞痛にはれいこうけつ蠡溝穴も良い)、耳の病(疼痛、しびれ、コリ)

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Hルート:手の厥陰心包経 

ダン中者.臣使之官(しんしのかん).喜樂出焉(きがくこれよりいづ)(靈蘭祕典論篇 第八、一章、四節)

君火である心臓の命を代行する。ゆえに、三焦と共に、相火といわれる。

君火である「心」は意識活動や感覚等、上級の精神活動を主るのに対して、
心包はその生体が生き抜くための生理機能を主る。すなわち、排便、睡眠、その他反射運動、呼吸、
循環作用を担当している。
その作用はすべての臓器や末端諸器官の働きに関与しているので、
その主る病症も後天の原気の中心である脾経の母経として、
また、心の病の一部を君火に代わって治すことになる。

その治療点として、大陵、内関、曲沢等の使用頻度が高い。

その病は、胸内苦悶、心痛、呼吸速迫し不安感がある。
また、顔赤く、みだりに笑い、目黄ばみ、前腕と肘が引きつり、手の中熱す。 発熱。

内経を中心とした流注・・・・

腎経の終わりを受けて胸中に始まり心包に属会し、
横隔膜を下って上カン中カン、陰交穴の部にて三焦を歴略して本経は終わる。
支脈は心包より別れて胸を循り、側胸部の乳頭の外方二寸の天地穴の部に至り、
ここより外形が始まる。腋下(脇の下)に至り上腕、前腕の内面、肺経の間を下り、
手掌を通って中指の先端の母指側の中衝穴に至る。

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I 手の少陽三焦経

  三焦者.決涜之官(けつとくのかん).水道出焉.  (靈蘭祕典論篇 第八、一章、六節)

心包経と共に相火といわれ、君火である心の臓に代わって、全身の支配と営衛の循環を主する。

その病は、耳塞がり、耳鳴り、耳聾(じろう)、目の鋭い眥痛(じつう:まなじり痛)、咽頭腫れる。
この経のめぐる所が痛む。また、妊娠、下焦の病を発する。
 
臓象論より、

火性、背の第十三椎(第一腰椎)につき、

上中下焦に分かれて営衛の生成、伝与及び排泄の循環系統を主る。

上焦:横隔膜より上、その働き霧の如く、治療点:?中ね。
中焦:横隔膜下より臍まで、その作用?(あわ)の如く、治療点:天枢穴
下焦:臍下、その状態?(みぞ)の如く、治療点:陰交穴

手の少陽三焦経はくんか君火の一部を代行する心包経と表裏をなしている。

即ち、心包経は内臓諸器官を統括し、三焦経はその機能を継続するためのエネルギー源を営衛(えいえ)
三焦の原気として運ぶ経絡である。
ゆえに、この経は心包経と共にそう か相火といわれる。

すべてのやまい病は営衛循環の不調和によって惹起される。
従って、経絡鍼灸治療に当たっては、その脉証に随い瀉法を加えるとが多い。
治療穴について考察:外関・三陽絡・四トク穴が用いられる。
時に補う場合もあるが、その穴は中渚・陽池を用いる。
また、関衝穴の井穴(せいけつ)刺絡(しらく)はすべての病症に速効がある。

主治症としては、下焦の病(婦人病・泌尿器疾患・排尿障害)、
或いはこの経が流れる目・耳・こうはい項背部・腰部・臀部・下腹の病に用いられる。
特に、りゅうざん流産の防止にはこの経の治療は欠かせない。

内経を中心とした流注・・・・

心包経の交わりを受けて関衝穴より始まり、
手関節背面の陽池穴を経て前腕上腕背面の大腸経と小腸経のの間を上がり、
方を過ぎて天リョウ穴に至り、肩井(けんせい)穴(足の少陽胆経)、秉風(へいふう)穴(手の太陽小腸経)を
めぐって、缺盆(けつぼん)穴(足の陽明胃経)より胸中に入り、ダン中穴(督脈経)の部にて
心包(しんぽう)を絡(まと)い、胃の上口において上焦に、中カン穴(督脈経)の部にては中焦に、
また臍下一寸の陰交穴の部にては下焦にそれぞれ属会する。
(上焦・中焦・下焦これ即ち三焦なり)
支脈はダン中穴より別れて上がり、缺盆を出て大椎穴(督脈経)に至り、
項(うなじ)に上がり耳後・耳上をめぐって顳?(しょうじゅ)部に至り、
額の陽白穴(足の少陽胆経)を経て内眦(まなじり)の睛明(せいめい)穴に至り、
頬骨(ほおぼね)の下の顴?(けんりょう)穴(手の太陽小腸経)に至る。
さらに、
支脈は翳風(えいふう)穴より出でて、耳前の諸穴をめぐり、胆経・小腸経に交わり、
目じりの絲竹空(しちくくう)穴(手の少陽三焦経)・瞳子?(どうしりょう)穴(足の少陽胆経)に終わる。



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* * * ゆっくり堂 鍼灸院 * * * 
鍼灸師 山口一誠

やまちゃんのプロフィール

1952年12月生まれ、
腰の病気に罹患後、建設業から
薬業界に入る。
現在、薬種商と して、
ゆっくり堂薬の山口を開業中
別室に、鍼灸師として
ゆっくり堂 鍼灸院を開業中

 メール yukkurido@ybb.ne.jp
 電話 0985-50-5174
050-1338-5174
 住所 宮崎市天満2-4-26


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