ゆっくり堂のホームページをリニューアル中です。

1日100人を越える患者さんと向き合い、60年に及ぶ鍼灸治療経験から、
古典を検証し、現代の時代に即応した臨床実践理論を展開された、
柳下登志夫先生の「経絡治療学原論上巻臨床考察‐基礎・診断編」よりの抜粋を、
参考図書コーナーに掲載しました。

こちらをご覧ください。

リンク先

脾土経の変動
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/c102/c206/




home


治療内容







子宝相談



こんなお店です

↓姉妹サイト↓
健康BOX
やまちゃん通信
やまちゃん放送局

経絡鍼灸 教科書 トップコーナ へ


脾土経の変動   c206

Cルート:足の太陰脾経 

現代経絡鍼灸実践例から鍼灸古典文献を検証する。(素門霊蘭秘典論 第八、一章、五節)

脾胃者.倉廩之官(そうりんかん).五味出焉 

脾と胃は食料倉庫の管理者

太陰脾経は陽明胃経と表裏関係にあり、営衛の生成、吸収、全身への伝与、碑と共に後天の原気を主っている。
脾経は消化吸収に関する総合的な機能複合体と考える。
すなわち、口よリ食道を通して胃の腑に受けた五味(食事)を脾の共同作業により吸収し、
胃の気(活動エネルギー)を末端諸機関に伝与する役割である。
脾経は腹部の深部をことごとく支配関与している。

内経を中心とした流注・・・

Bルート陽明胃経の交わりを受けて、隠白穴より始り、足の内側の赤白肉の間を通り、
内果の上方三寸の三陰交穴を過ぎ、膝の内側を通り、大腿の内側を経て、
腹部に入り、これより任脈と側腹を横行しつつ上がる。
その経過は衝門より府舎に上がり横行して任脈の中極に行き、関元穴に上がり、
再び外側の腹結、大横穴に行き、また任脈の下カン穴に至り、返って腹哀、日月、期門穴に上がる。
三たび任脈の上カン、中カン穴に至り、脾に属し胃を絡う。
そして、更に上行して胸に上がり心臓の部に終わる。
また、経脈はは腹哀穴より胸に上がって乳線の外方二寸の周栄より大包に下り、
さらに反転上行して舌下に散るが如く終わる。

その病は、
胃経と共に後天の原気を主るので、消化器の病はこの経に属する。
身体重く、関節痛み、疲れやすく、食事進まず、身体痩せて、心下部につかえて嘔吐し、
あるいは、おくびをし不快であるが、放屁、便通すれば気持ちが良い。
腹痛、泄潟、便秘、黄疸、尿閉等を起す。股膝の内、腫れて足の第一指用いられず。
急性リュウマチは多くこの経に属す。
更に脾経は心臓を絡い、舌の根元に終わっているので、胸いきれ、心下痛、舌強 張り、浮腫みの病なす。
臨床上、心の病は脾虚症によるものが多い。
全身倦怠感。寝つきが悪く、床ばなれ悪い。

その流注から、足の母指内側(隠白穴)より始り、下腿大腿の内側を通り、腹に入ってその深部をことごとく支配し、
横隔膜を貫き心経に交わり、さらに上行して舌の根元に至る。
したがって、腹部、胸部の内臓諸器官を総て支配しその病の治療に深く関与する。

急性病を呈する場合、本証は脾虚証となることが多い。
その現す病床は、全身倦怠、関節の痛み、食欲不振、嘔吐、下痢、胸苦しい、舌の強張りなどを現す。
これらを治す特効穴(ツボ)は隠白・太白・商丘・陰陵泉等である。
(しかし、腹部や胸部の穴は多くは局所の病症に使用する)
また、脾経は奇経の「衝脈」と流注を一部共有しているので、男女生殖器の病に効果のある穴が多い。
その内、三陰交・陰陵泉・血海・衝門穴は有名である。
また、地機は胃経の梁丘穴と共に急性下痢、腹痛に特効がある。
また、腎臓疾患は脾経の流注(ルート)により、本証は脾虚証となることが多い。

............

五大病症:
      
@消化・吸収障害、 
A疲れやすく、 
B身体重く、 
C関節が痛む。
.................

 脾土経の変動:五臓の色体(よそおい)表。

基礎:土・脾・胃・五記:兪・五募:合・兪び、注ぎて身体重く節痛んで疲れたり。
病因:意思、智恵、信じる、五音:(宮音・喉音ア行、極く長く・低く・濁る、ド音、歌う)
   牛、土用、午後、中央、飲食・労倦、唇、肌肉、乳。
病症:味・黄色(土の色)・香・甘い・歌う・涎(よだれ)・思う・しゃっくり。
養生法その他:棗(なつめ)・き葵(あおい)・ぞく粟(あわ)・生数:五、成数:十・
五柄戸:つちのえ戊  つちのと己。

身体重く節痛んで疲れたり。:疲れ、むくみ、関節痛、だるい、太り過ぎ、痩せ過ぎ、これ脾土の証。

...............

 
脾土の変動、分類実践例。

@ 食欲について。:食欲はあるが食べられない。ゲップが出て不快。食べてもすぐお腹がへる。        
          食欲旺盛。 常識では考えられないものまで食べて平気。 甘いものが好き。
A 大便について。:便秘。軟便。下痢。オナラをすると病状が改善する。
          排便をすると病状が改善する。便意はあるが出ない。夜明け前に下痢をする。
B 小便について。:尿が出にくい。 尿に泡が多い。
C 睡眠について。:朝、起きれない。健忘症。寝ても寝たりない。
D 皮膚について。:ヘルペス。 湿疹。
E 肩や背中の状態:肩や背中がだるさ。
F 腰部の状態。 :睡眠中、痛みで目が覚める。仙骨や仙腸関節が痛む。
G 膝の状態。  :膝の痛み。膝の内側の痛み。膝の外側の痛み。膝に水が溜まる。膝の冷え。 
H 頭部の状態。 :前頭部の痛み。締めつけられる様な頭痛。メマイ・フラツキ・フッなる。 
I 腹部の状態。 :腹が張ってその痛みが移動する。下腹部の痛み。みぞおちの痛み。
          精神的ストレスから腹痛。消化不良で清水を吐く。子宮の病変。
J 風邪引きに伴う症状。:食生活の乱れからの風邪。徳利病。(アルコール飲み過ぎ)
             働きすぎ 。 性生活の乱れ。嘔吐。 節々の痛み。     
L 流注より。  :天池、乳中、辺りのざらつき、痛み。
  
.............

子午治療は胃心包が脾三した。
心包経のツボ:内関(絡穴)・ゲキ門(ゲキ穴) 三焦経のツボ:外関(絡穴)・会宗(ゲキ穴) 
奇経治療の適応側は『病側優先』とする。:
本治法:脾虚証(定則):太白(脾の兪土原・自穴)・大陵(心包経の原穴)
ホノミ漢方薬:エスマーゲン・ホノミリキ・フラーリン類など。

//////////


経絡鍼灸 教科書 トップコーナ へ

Bルート:足の陽明胃経  
     
  脾胃者.倉廩之官.五味出焉.

胃経は太陰脾経と表裏関係にあり、口より食堂を経て五味を受け、
碑と共に後天の原気たるえい え営衛の生成、およびその全身への伝与を主っている。
ゆえに、
病気になると、胃の気の消長が、大きくその経過や予後の予測に関係する。
すなわち、病気や疲労の回復等、予後の判定に関与する。
また、この経の過ぎる所を支配し、その部、鼻・目・上歯・のど・乳房・肋間等の病を治し、
心窩部に至って食欲および疲労回復、消化器系の疼痛、下痢等を治する穴が多い。
また、
鼠蹊部の帰来穴、気衝穴は男女生殖器疾患や下肢全体、特に膝関節の病に特効がある。
三里穴は全身の血流の調整をなす。貧血や誤治反応の調節をし、
また全身的な健康灸として長期にわたって施灸が行なわれる。
また、後天の原気を主するのは、精神病に関係があり、その食欲不振にはこれを補い、
陽実証で貪食不飽の際はこの胃経を瀉すことによって特効を上げる。
奇穴としての両膝眼は膝関節症によく効く。
また、
裏内庭は中毒性の食傷、車酔い等に知熱灸を施術する。

内経を中心とした流注・・・

Aルート手の陽明大腸経、迎香穴より、鼻茎を上がり、鼻の山根にて左右交わり再び別れ、
目の内まなじり、を通り瞳の直下七部の承泣穴に至り、鼻の外側を下って上歯に入る。
出でて口の外側をぐるりと回り、下唇の下、承泣穴で左右交わり頤(おとがい)の下面を循って耳前に出て、
頬骨弓をくぐつてセツジュ部に行き、客主人・懸釐・頷厭穴にて胆経に交わり、
上がって頭維穴を経て胆経の本神穴、督脈経の心庭穴に至る。
その支脈は頤より別れ喉頭を循り、胸骨と乳の間を下って、胃に属し碑を絡う。
下って気衝穴にて本経と合する。また、別に頤より別れて直行するものは缺盆穴より乳線ラインを通り、
諸穴を連ねて腹直筋に沿って下り、気衝穴に至り、支脈を合して大腿の前外側を通り、
膝頭を循り下腿の前外側を通り、足背にいたり、第二指の外端、児[(レイダ)穴に終わる。
また、支脈2本は三里より下腿外側を通り末端に終わるものと、
もう一つは、衝陽穴より別れて、肝経の行間穴より指の下側を通り、脾経の始まるところ、隠白穴に至る。

・・・・・・・・・

 胃経:  脾胃者.倉廩之官.五味出焉.

胃経が虚すると悪寒戦慄し、身の前寒く消化不良となって腹が張る。
また、実すると身の前熱して消化亢進し、貪食して不飽、常識では考えられない物まで食べて平気である。
鬱病を発し、更に進めば躁病となり走りわめく。
鼻の病、歯痛、顔面痛、扁桃炎、乳腫れ、心下痛、大腿部より漆関節、下腿前面、
足の先まで胃経の循る所が腫れ痛む。

臓象論より、
土性、背の第十二椎につき、胃カン〔息袋ね)上カン・中カン・下カン穴、
食道より五味(食物)を受け胃にて、腐熟され、脾の気をかりて砕きと溶かし吸収される。
これを胃の気と言い営(えい)となる。






経絡鍼灸 教科書 トップコーナ へ

* * * ゆっくり堂 鍼灸院 * * * 
鍼灸師 山口一誠

やまちゃんのプロフィール

1952年12月生まれ、
腰の病気に罹患後、建設業から
薬業界に入る。
現在、薬種商と して、
ゆっくり堂薬の山口を開業中
別室に、鍼灸師として
ゆっくり堂 鍼灸院を開業中

 メール yukkurido@ybb.ne.jp
 電話 0985-50-5174
050-1338-5174
 住所 宮崎市天満2-4-26


営業日

営業時間

土曜日・日曜日、営業中

午前9時30分〜午後7時
定休日 火曜日
電話ください
メールください



1