ゆっくり堂のホームページをリニューアル中です。

1日100人を越える患者さんと向き合い、60年に及ぶ鍼灸治療経験から、
古典を検証し、現代の時代に即応した臨床実践理論を展開された、
柳下登志夫先生の「経絡治療学原論上巻臨床考察‐基礎・診断編」よりの抜粋を、
参考図書コーナーに掲載しました。

こちらをご覧ください。

リンク先

腎水経の変動
http://yukkurido.jp/keiro/bkb/c102/c208/






home


治療内容







子宝相談



こんなお店です

↓姉妹サイト↓
健康BOX
やまちゃん通信
やまちゃん放送局

経絡鍼灸 教科書 トップコーナ へ

腎水経の変動   c208

    
Gルート 足の少陰腎経

現代経絡鍼灸実践例から鍼灸古典文献を考察する。(素門霊蘭秘典論 第八、一章、六節)

 腎者 作強之官・伎功出焉 

(腎は精力の維持管理をし細かい巧みな仕事をする)

腎臓および「足の少陰腎経」は先天の原気(両親から受け継いだ命の元)を主る。
それは、個体の維持、生存、生殖を主っている。
漢方医学の陰陽五行論は、万物の発生は「みず水」に始まると考える。
ゆえに、水臓である腎と腎経は個体の生存、発育に大きく関与していると解するのである。

内経を中心とした流注・・・・

膀胱経の終わる所、至陰穴より、足の裏にいたり外経が始まり、内果(うちくるぶし)の後を通り、
三陰交に交わる。下腿の後内側を通リ膝の後内側にある陰谷穴に至り、大腿の後内側を通って、
尾骨先端の督脈経の長強穴に入り、出でて前に行き任脈経の外側五分のところを上がって、
臍のかたわ傍ら肓兪(こうゆ)穴より中に入って腎に属する。
これより任脈経を下って膀胱をまと絡う。
その直行するものは、上がって肺に入り、出でて気管を循り舌根に終わる。

五臓の色体(よそおい)表。

基礎:水・腎・膀胱・
五記:合・
五募:栄え・合わせて入れよ、逆気して泄るべし。
病因:精、志・智恵・五音(羽音・唇音、マ行・極短高清い(1音低い))・
   豚・冬・夜・北・湿・耳・骨・髪。
病症:液・黒色・腐・かん鹹(塩からい)・しん呻(うめく)・唾液・驚く・慄(ふるえる)
養生法その他:(もやし)・豆・
生数:三、
成数:八・五柄戸: 甲(きのえ) 乙(きのと)。

逆気して泄すとは:
冷えのぼせて上気し、肩こり、頭痛・頭重痛、血圧亢進。
大小便過多、或いは過少。汗が出る。涙が出る。
種々の出血、吐血、下血等、

 総て逆上して、もれ、出ずるものを言い、これ腎水の証。

腎は先天の原気、即ち生命の根源を蔵す。

生殖、利尿を主する。

その病は、
逆気しても泄らす、飢えて食を欲せず(空腹感あるも食べるとすぐ満腹感)、
面色黒く息づかい荒く,咳唾すれば血あり、立ちくらみ、咽頭痛み口渇き、
心脅かされるが如く慢性下痢或いは便秘し、むくみ、心下痛、黄疸、出血、
臥す事を好みて痩せる、足の裏熱して痛む。 骨、生殖器の病をなす。頻便・残便感。
浅い眠り、多夢。足の冷え。顔のほてり。  小便の出が悪い。

これを鍼灸実践床例にとれば、
救急重篤な患者の応急処置として、湧泉・復溜穴に補法を加える。
又は腎の主りである下腹部を温める。
健康体は常に頭寒足熱を旨とするが、病体の者は足が冷え頭部の、のぼせ、痛みを訴える。
これに対する処置は、三陰交、太谿に留置鍼を施し、然谷・湧泉穴の現す所見に従い施灸をすると良い。

足の少陰腎経の主治症としては、
まず大局的に生気の回復を図り、男女生殖器、泌尿器疾患を治し、
更に心下部の苦悶や胃腸、心臓、呼吸器、咽喉の病にも著効を上げることができる。

・・・・・・・・・

腎水経の変動、五大病症: 
             
@足の冷え、のぼせ(逆気)、 
A総て体液の漏れ出で出血、            
B元気衰弱、 
C泌尿器・生殖器疾患。
      
・・・・・・・・・・

 腎水の変動、分類実践例。

@ 食欲の質問。 :食欲はあるが食べられない。
A 大便について。:慢性の下痢。慢性の便秘。大便が出てもスッキリしない。不安定。
          お腹の裏が引きつる。 一週間以上の便秘。コロコロ便。(兎便) 
B 小便について。:おねしょ(尿失禁)。夜間に小便に行く。尿量が多く色は希薄。不安定。
         :尿に泡が多い。尿の色が赤茶色。
C 睡眠について。:眠りが浅い。怖い夢を見る。夜間、トイレに起きる。 朝早く目が覚める。
D 皮膚について。:足の裏がほてる。 
E 肩や背中の状態:慢性の頚肩腕症候群。 五十肩で骨や軟骨に異常。 右上の背中の痛み。
F 腰部の状態。 :生理痛。生理不順。おりもの。生理の量が多い。 生理の量が少ない。
          肩や背中がの重だるさ。 後屈で痛み。下肢にかけての痛み。
G 膝の状態。  :膝に水が溜まる。膝関節変形。 腰痛を伴う。
H 頭部の状態。 :後頭部の痛み。頭頂部の痛み。頭の向きを変えるとメマイがする。
I 腹部の状態。 :下痢を伴う腹痛。 夜間の頻尿を伴う腹痛。 しぶり腹。
J 風邪引きに伴う症状。:寒さを背中にゾクゾク感じる。のどの真ん中が痛む。
K 四肢の状態。 :足先が冷たい。 朝、手足が浮腫む。    
M 全身の状態。 :浮腫。熱無く震えがくる。
          上焦の汗(虚熱で腎が弱り虚熱が胸に上がり胸苦しくなり汗が出る)

・・・・・・・

子午治療は肺膀大腎

大腸経のツボ:偏歴(絡穴)・温溜(げき穴)  肺経のツボ:列缺(絡穴)・孔最(げき穴) 
奇経治療の適応側は『病側優先』とする。:任脈(肺経:列欠)−陰キョウ脈(腎経:照海)
本治法:腎虚証(定則):復溜(自経の経金、母穴)・尺沢(肺の合水穴)

ホノミ漢方薬:ホノマリヤ・ジョッキ・活腎散・パナパールカプセルなど。



Fルート 足の太陽膀胱経 

膀胱者.州都之官(しゅうとのかん).津液藏焉(しんえきこれにくらす).氣化則能出矣.

十二経の兪穴は総てこの膀胱経に属する。

その病は、
外邪を受けると頭、項、肩背、腰足の後面第五指(小指)に及んで、強張り、激痛を発する。
虚する時は、これらの部がコリ疲れて、冷え痺れ虚痛する。
鼻水、じく衂(鼻血)、痔の病、M等を発する。また、便秘、利尿に関係がある。

臓象論より、
膀胱は水性で背の第十九椎(第二仙椎)つき、
中極穴の部にある袋である。
その上口は陰交穴の部にあるあるといわれるが、これは治療点としての診方である。
小腸より分かれた水分は、この部より膀胱に浸み透り、蓄えられ時を得て尿として排泄される。

内経を中心とした流注・・・・

Eルート手の太陽小腸経の終わる所、目の内まなじり睛明穴より上がって髪際に至り、
神庭穴の部にて左右に交わり、上行して通天(つうてん)穴の部より督脈経の百会穴に至って左右に交わり、
中に入って脳を絡い出でて項(うなじ)に下る。
支脈は百会より左右に別れて耳の上角に上がる。
本経は項を下って大椎を過ぎ、背の両側1寸半を下り、各臓腑の兪穴を連ねて腰の中に入り、
腎を絡い膀胱に属する。
更に臀部を通り、大腿の後側を下って膝膕(しつこく)中に入る。
別に天柱穴より別れた第二側線は、
背の両側3寸の背腰部を下り、臀部を経て脾枢を過ぎ、膝膕の部にて本経と合する。
下腿の後側を経てて外果の後を通り、足の外側を経て第五指の外端の至陰(しいん)穴に至る。

現代経絡鍼灸実践例から治療穴について考察する。

足の太陽膀胱経は、少陰腎経と表裏関係をなしているので、五臓六腑と全て関係があり、
その付穴がこの経に属している。
よって、肩こり・腰背痛・坐骨神経痛・頭痛・目・耳・の病、脳の狂い・癲癇・脳血管障害・
老化・利尿・痔疾を治す穴がある。
この経が実するとき、目を抜くが如き、頭が割れるが如き、背腰足の筋引き裂かれるが如き痛みを呈する。
また、この経虚する時は、冷えしびれて運動不全となる。
また、この経のそれぞれお特徴として、睛明・天柱穴は目・鼻・頭痛・頭蓋骨内疾患に効く。
また、各兪穴はそれぞれの臓腑の主治穴である。
中でも、膏肓・腎兪・志室穴等は慢性病の治療に欠かすことは出来ない。
特に、この経と流注を同じくする督脈経上の腰陽関・命門・大椎・身柱・あもん・百会・印堂穴は、
それぞれ同位の兪穴と主治症が類似して特効を上げる。
また、
末端の至陰穴は少陰腎経の移行部になり、刺絡によりこの経の変動を調節し、
施灸によっては、逆子を正常位に保つことができる。


●● 制作にあたり、

 福島弘道著作「経絡治療学原論」を参考文献にしました。
 イラストは青木幸雄さんです。経穴文章構成は山口一誠です。

 本資料は病人様が病気を治す一助として使用されることを目的としています。
 また、
 経絡鍼灸療法・経絡漢方薬を個人的に勉学される方に提供します。
 したがって、
 商業目的での、無断転載.引用はご遠慮願います。


経絡鍼灸 教科書 トップコーナ へ






* * * ゆっくり堂 鍼灸院 * * * 
鍼灸師 山口一誠

やまちゃんのプロフィール

1952年12月生まれ、
腰の病気に罹患後、建設業から
薬業界に入る。
現在、薬種商と して、
ゆっくり堂薬の山口を開業中
別室に、鍼灸師として
ゆっくり堂 鍼灸院を開業中

 メール yukkurido@ybb.ne.jp
 電話 0985-50-5174
050-1338-5174
 住所 宮崎市天満2-4-26

営業日

営業時間
火曜日から曜日

午前9時30分から午後7時まで。
定休日 月曜日
電話ください
メールください



1