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陰旺実証・理論と臨床
    e301


陰旺実証の理論について。

この理論は「難経」第七十五難の現代的な解釈理論です、

そしてこれは、故井上恵理先生が「七十五難」について
『難経講義』をされた講演より、
東洋はり医学会機関誌『経絡鍼療』(第493号)2011年11月号」に
掲載された解説文を参考にして、山口一誠が文章を構成しました。

「難経」第七十五難の現代的な解釈理論の詳細は、
東亜医学協会機関紙「漢方の臨床」
(通巻716号の『難経』七十五難の「訓読」と「解説」ゆっくり堂鍼灸院:山口一誠、投稿文)を参照されたし。

 ※ ゆっくり堂鍼灸院の『難経』七十五難の参照リンクです。


 
陰旺実証の理論


 「難経」第七十五難の臨床診断と治療法について。


 「難経」
第七十五難、陰旺実証の診断原則

 其の一、陰旺実証の一番の原因は「内因の虚」です。

 其の二、そしてこの「内因が虚した」と言う前提の上に立って、
    相剋する経絡が実したと言う現象、陰旺実証が顕れます。


 「難経」
第七十五難の治療原則

 其の一、「旺実すればその母を補う。」
    陰旺実証の一番目に行われる手技は「旺実経の母経」の補法です。

 注意:六十九難の治療原則では、「 虚する時はその母を補う。」法則があります。
    この場合の臨床例では、肺虚証なら、まず自経の母穴の太淵穴を補い、
    次に肺経の母経の太白穴を補うのが一般的な方法です。
    しかし、
七十五難の治療原則「旺実すればその母を補う。」は、母経の補法を指しています。

 
   例として、
肝旺実証の場合は、母経の腎経の復溜穴の補法になります。

 

 其の二、「其の余を問わん。」 

 ここでの意味は、「旺実すればその母を補う。」刺鍼をした後、
 生体の病状、脉状の改善の状態を診て、補瀉の処置を施すと言う事です。

 
例えば、肝旺実証の場合は、母経の腎経の復溜穴の補法をこのない、
 病状がほぼ改善され、脉状も中脉に整たとすれば、ここで本治法は終了する事になります。
 しかし、例えば、心経に邪実が残っていたら、これを瀉法することもあり、
 また、陰経は整ったが、陽経に虚実があればこれを補瀉する事になります。

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 「内因の一番の原因、虚の病症例」と「相剋経の旺実病症例」及び、

 「症決定」と一番目の治療経について述べます。


 ※〔 〕は、柳下登志夫先生の著書・『経絡治療学原論上巻臨床考察』を参考にしています。
 ※≪ ≫は、本間祥白先生の鍼灸経絡診察図を参考にしています。
 ※【  】は、初学者用 経絡鍼灸教科書HPの参照リンクです。

  ※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章後にあります。)


 @ 一番の原因:肝虚

 〔肝虚の症状〕:取り越し苦労をする。

 クヨクヨと物事を案じ、欝状態に近づく。
 力なく起立できない、真っ直ぐに歩けない。
 血色が悪く、病気を悪い方にばかり考えたり、
 わが身の不運を嘆き、気の病、脳神経障害等にも罹りやすい。

 ≪ 肝胆全体の変動特徴:胸脇痛心下満。≫

 肝の虚 :心下堅く・(心下)満・立ちくらみ・手足にちからなく・気分減ず・脱陽・性欲減退・小便漏れやすい・視力減退。
 肝の倶虚:意識朦朧(もうろう)・神経衰弱・呼吸微弱・時々自驚す。 

 【 肝木経の変動 の参照リンクです。c204 】

 
 〔相剋経、脾実の症状〕:思い過ごす。

 病症 :脾土経実すれば:嘔吐下痢を起こし・・風邪ウイルスに冒される、霍乱おこす。
 脾土体質:肥満・痩身に関係があり、現代の日本は食に恵まれ、肥満の傾向にあり、そのための疾病に悩まされる。
 陽性〔実証〕体質は、消化器関係の疾病に侵されると激しい症状を示すが治り易いタイプが多い。
 しかし、肥満は命を脅かす生活習慣病の予備軍と考えて良い。よって、経絡鍼灸の適応症である。
 「頭位置変換性の眩暈」は実症状が多い。
 

 ≪ 脾胃全体の変動特徴:体重節痛。≫

 脾の実 :腹張し胸苦しく臥すことが出来ぬ・食傷・下痢・嘔吐・足冷え脛(すね)熱す。
 脾の倶実:腹堅く満ち、脇下痛・泄痢・食下らず・大便難く・喉痺れ・精少なし

 【 脾土経の変動 の参照リンクです。 c206


 症決定:脾旺実証

 比較脉状:肝虚・心虚・脾実・肺実・腎平

 一番目の補法経:心経の補法。


 ※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章の後にあります。)
 ※ 改善例の参照リンクです。
   少しずつ症例を掲載しますので、ゆっくりお待ちください。
 肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証

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 A 一番の原因:心虚

 〔心虚の症状〕: 無感動、何も感動しない状態になる。無気力。

 陰性〔虚証〕体質の咳嗽は長引き易く、中には咳嗽で、肋骨を骨折する患者もいる。

 ≪心、小腸、心包、三焦の全体の変動特徴:身熱。≫

 心の虚:心下痛・心動悸亢進・不安・言難く・意識朦朧(もうろう)。
 心小腸の倶虚 :身四肢凍えて苦しむ・呼吸微弱・下痢。

 【 心火経の変動の参照リンクです。c205


 〔肺実の症状〕:悲しみ、憂い、原因も無く泣けて涙が止まらない。

 臓象論:背の第三胸椎辺りが肺の変動ポイントここで捕らえる肺臓は鼻喉を始め、呼吸器全般と診る。
 肺臓の生理:肺臓は天空の清らかな気を全身に送り、全身に生じた老廃物を放出する。
       片肺摘出手術後も、「肺の働きの変調」として心気症・神経症・精神疾患・
  肺経が大腸を纏っている為、「痔の病」にも大いに関係する。
 「脱肛」も肺経の虚実によって起こる。
 呼吸器の、虚実。陰性〔虚証〕体質の咳嗽は長引き易く、中には咳嗽で、肋骨を骨折する患者もいる。
 アトピー性皮膚炎、清潔潔癖症。皮膚炎と気管支喘息。
 日光アレルギー・接触性湿疹・中耳炎・小便が近い・失禁症・頻尿・心及び心経の実に相剋されて虚す場合もあって
 肺、肺経の虚を救う目的で心火に処置を加える事もかなりの例がある。
 精神的、病は肺経の気を整えつことによって好転させれれる。
 夢診断:気が休まらない夢は、肺実。
 肺経は気を主っているので十分に気を捕え、気を漏らさない様に左右圧を十分かけることを忘れてはならない。

 ≪ 肺大腸全体の変動特徴:喘咳寒熱。≫

 肺一般:悲愁(ひしゅう:悲しみ愁い)・肩こり・欠盆の中痛む・痔出る・実熱。
 肺の実:上気・喘・咽喉の腫物・肺張って汗出る。
 肺大腸の倶実:頭痛・目眩(めまい)・喉痺れ痛み・手倦怠。

 【肺金経の変動 の参照リンクです。c207


 症決定:肺旺実証

 比較脉状:心虚・脾虚・肺実・腎実・肝平

 一番目の補法経:脾経の補法。


 ※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章の後にあります。)
 ※ 改善例の参照リンクです。
   少しずつ症例を掲載しますので、ゆっくりお待ちください。
 肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証

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 B 一番の原因:脾虚。

 〔脾虚の症状〕: 思いが起こらない。

 病症 :脾虚すれば:腹が張り、時には硬く盛り上がることもある。
 陰性〔虚証〕体質は、病が慢性に陥りやすく長引く。
 他愛も無い周りの環境にも左右され易い。
 「頭位置変換性の眩暈」の脾虚は足が地に着かず身体がふらつく。

 ≪脾胃全体の変動特徴:体重節痛。≫

 脾の虚:泄注・腹満ち・嘔吐・黄疸・放屁・身だるい・疲れやすい・臥すこと好む・噫(あくび)・不眠・食不味。

 【脾土経の変動 の参照リンクです。 c206


 〔腎実の症状〕:何者とも知れないものに捕らえられそうになって、じつとしていられないで逃げ回る。

 腎経は基本的には生殖・利尿に関与し、耳・骨・髪に症状が現れ、逆気して泄らす。
 陽性〔実証〕体質者は運動器疾患は骨の変形になり、症状が激しく重症に見えても治りが良い。
 虚体・実体共に手足、特に足先が本人の自覚が無くても冷たく、
 また本人が冷えを自覚している場合もあるが、逆気が元で起こる病気に罹りやすい。

 ≪腎膀胱全体の変動特徴:小腹痛み逆す。≫

 腎一般:喀血(かっけ)・吐血・下血・生殖器病。
 腎の実:小腹張満・咽舌乾く・胸騒ぎ・喘咳・足下熱す・怒る。

 【 腎水経の変動 の参照リンクです。c208


 症決定:腎旺実証

 比較脉状:脾虚・肺虚・腎実・肝実・心平

 一番目の補法経:肺経の補法。


 ※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章の後にあります。)
 ※ 改善例の参照リンクです。
   少しずつ症例を掲載しますので、ゆっくりお待ちください。
 肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証

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 C 一番の原因:肺虚

 〔肺虚の症状〕:体も心もじっと動かず悲嘆に暮れる。

 肺経が大腸を纏っている為、「痔の病」にも大いに関係する。
 「脱肛」も肺経の虚実によって起こる。
 夢診断:気がゆったりするような夢なら肺虚。

 ≪肺大腸全体の変動特徴:喘咳寒熱。≫

 肺一般:悲愁(ひしゅう:悲しみ愁い)・肩こり・欠盆の中痛む・痔出る・実熱。
 肺の虚:呼吸困難あるいは呼吸微弱・咽乾く・手足冷え・痺れ・皮膚痛み或は感覚麻痺。

 【肺金経の変動 の参照リンクです。c207


 〔肝実の症状〕:怒り。

 変化は激しく変わり易い性格。人情に厚く、世話好き(魂仁)。
 眩暈も重い軽いメマイやや実。吐き気。怒る。。
 眼・筋・爪・皮膚に変化胸腺の賦活・引きつりの痙攣。
 肝の臓は意思や感情を支配し筋を主る・背の第九胸椎辺りが肝の変動ポイント。
 肝木体質:治療室への出入り、衣服の脱着も早く、周囲を意識しない。
 脉診をしようとすると自分から手を出すか、術者の動きに合わせず手を動かさない。
 問診中、術者の質問事項に加えて自分の考え方や感じも訴える等々・・
 陽性〔実証〕体質者は、病状があっても我慢するか、逆にテレビや健康雑誌を信じて実行し、病気を悪化させる場合がある。
 肝木が実し、世の中が嫌になり、涙を流してただ横になりたいという状態に陥る患者もいる。

 ≪肝胆全体の変動特徴:胸脇痛心下満。≫

 肝の実:眩暈(めまい)・眼病・性殖器病・脇下堅く・寒熱往来・腹満・気分不快・怒る・月経不利・腰腹痛。
 
 【肝木経の変動 の参照リンクです。c204 】


 症決定:肝旺実証

 比較脉状:肺虚・腎虚・肝実・心実・脾平

 一番目の補法経:腎経の補法。

 ※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章の後にあります。)
 ※ 改善例の参照リンクです。
   少しずつ症例を掲載しますので、ゆっくりお待ちください。
 肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証

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 D 一番の原因:腎虚

 〔腎虚の症状〕: 心が脅かされ、恐れ慄いて心休まず、身痩せて心身ともに衰弱する。

 足腰が立たない、動けない、わずかの光、小さな音などに恐れおののく。
 腎経の虚は人を老いさせ、日常生活が過ごし難く、慢性疲労症候群に似た状態になる。
 虚体・実体共に手足、特に足先が本人の自覚が無くても冷たく、
 また本人が冷えを自覚している場合もあるが、逆気が元で起こる病気に罹りやすい。

 ≪腎膀胱全体の変動特徴:小腹痛み逆す。≫

 腎一般:喀血(かっけ)・吐血・下血・生殖器病。
 腎の虚:体重身冷・足腰寒く・小便赤黄色・消耗熱・物忘れ・精液不足・性欲減退・耳鳴り・眩暈・耳聾・
      手足痺れ・食欲あって不食(食べられない)・下痢または便秘。

 【 腎水経の変動 の参照リンクです。c208


 〔心実の症状〕:喜び、良くない事も非常に喜び、笑う。

 心経・注意欠陥他動性症候群・老人性の痴呆症・欝症状、
 臓象論:心臓の変動反応:左に反応を触知。舌の諸症状。
 舌が痺れる・舌の先が苦い・喋る時に舌の動きが悪い・舌が乾く・舌の口内炎。
 身体が熱ぽく、不眠、苦しい。苦しみを伴う数脉・徐脉・不整脈。
 瞬間的に意識を失う回数が多い。或いは患者の話す事と現実が時々一致しない。

 〔心包、実すれば〕「心の臓」の邪実を表す、見逃さず、瀉法する。
 胸内苦悶・心痛・呼吸促迫・特に不安感。
 心包経の実について、普通には左の肝経の太衝穴を補えば、右の心包経の正実になる。 
 しかし、― 心包経に邪が客していると、流注上に湿疹や皮膚炎や異常物が現れる状態になり邪実を表す。
 これは速やかに瀉すべき状態である。 

 ≪心、小腸、心包、三焦の全体の変動特徴:身熱。≫

 心の実:身熱・胃張る・四肢重し・大便不利・咽乾く。
 心小腸の倶実:頭痛・身熱・大便難く・食胃より下らぬ・胸苦しく煩え臥すことが出来ぬ。
 心包の実:心痛・面黄ばむ・目赤く・臂肘(ひじ)引きつる・腋下腫れ又痛胸脇張り重苦しい。 

 【 心火経の変動の参照リンクです。c205

 
 症決定:心旺実証

 比較脉状:腎虚・肝虚・心実・脾実・肺平

 一番目の補法経:肝経の補法。


 
※(七十五難の五行の陰旺実証図表はHP文章の後にあります。)
 ※ 改善例の参照リンクです。
   少しずつ症例を掲載しますので、ゆっくりお待ちください。
 肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証



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(五行の陰旺実証図表)

番号 原因
証 

比較脉状 
1番目の
補法経
参 考 図
肝虚 脾旺実証

肝虚
心虚
脾実
肺実
腎平
心経の
補法
心虚 肺旺実証

心虚
脾虚
肺実
腎実
肝平
脾経の
補法
脾虚 腎旺実証

脾虚
肺虚
腎実
肝実
心平
肺経の
補法
肺虚 肝旺実証

肺虚
腎虚
肝実
心実
脾平
腎経の
補法
腎虚 心旺実証

腎虚
肝虚
心実
脾実
肺平
肝経の
補法



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

( 改善例を参照図表 nk14 )・・・・ 少しずつ症例を掲載します。

肝旺実証  心旺実証  脾旺実証  肺旺実証  腎旺実証




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鍼灸師 山口一誠

やまちゃんのプロフィール

1952年12月生まれ、
腰の病気に罹患後、建設業から
薬業界に入る。
現在、薬種商と して、
ゆっくり堂 薬の山口を開業中
別室に、鍼灸師として
ゆっくり堂 鍼灸院を開業中

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 電話 0985-50-5174
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